iMSO-104のテスト続き

ロジックアナライザとして使ってみる

 続いてロジックアナライザとして使ってみて波形を取ってみます。
 ファンクションジェネレータをVlow=0V,Vhigh=5Vの矩形波出力に設定して、周波数を変化させてみました。



まずは1kHzで。全く問題なし。



続いて100kHzの場合。これも全く問題なし。



1MHzの場合。ちょっと画面の設定間違えてスケールの設定が見えませんが2usecのはず。トリガも掛かっているので、それなりに正しそう。



3MHzの場合。なんとかトリガも掛かっていて波形もそれっぽいのがかろうじて見えるという結果に。ちょっと使うのは厳しいかな。


 ロジックアナライザとして使う場合もアナログオシロと同じように1MHz以下の波形を見るのには問題無さそうです。

実際にアナログオシロロジックアナライザとして使ってみる。

 ちょうど調子が悪い魚ポコという基板があるのでこれの信号を見てみます。
 アナログオシロで波形を見る際のサンプルとしてCSyncを見てみると

 こんな感じに。Hsyncが見えていますが、電圧こんなもんだったっけ…。後で確認することにして、とりあえずこんな感じに見えますよ、と。


 続いてロジックアナライザの信号を見るための信号を選定。この基板は立ち上げ時に電気を切ってしばらくおくとEEPROMエラーが出てしまうので、EEPROMの信号を見てみます。
 使われているのは93C46というICで、データシートはこちらにあります。
 データシートを見てロジックアナライザのAにSK,BにCS,CにDI,DにDOを接続します。A,B,C,Dは画面上で上から順に並ぶように表示させていて、A(紫)=SK,B(黄色)=CS,C(青)=DI,D(オレンジ)=DOとなります。信号の意味についてはデータシートを読んでみてください。


 エラー立ち上げ後EEPROMに正常な値を書いて、その後電源を切ってすぐに立ち上げた場合の波形をさっくり取ってみると

 なんだかそれらしい波形が取れてます。
 頭の方を拡大すると

 これはデートシートから判断するにREADを行っているようです。どうやって読むかというとひたすらSKの何個目でDIがHIGHだから…と見ていきます。結構しんどいです。
 トリガー条件を変えたり、トリガーのDELAYを変えて波形を見ていくと何を読み書きしているかが分かりますが、非常に面倒です。根性です。
 ざっくり見てみて今回の場合EEPROMが壊れているようなので交換すると直るかもしれませんが、まだ交換してません。


 とりあえずこんな感じで基板の信号をざっくりと見る際に使えそうかな、と。