東芝 TOSHIBA IMPULSE インパルス ニッケル水素電池 6P形 6TNH22A の容量測定

概要

 ハンディテスターなどで使っている 6P 形電池に充電池を使っているのですが、過放電により 2 個駄目にしてしまったので交換用に 2 個購入しました。
 購入ついでに容量を測ってみたので結果を書いておきます。
 2個ともに公称容量 200mAh は満たしていました。

 充電器は 「充電式IMPULSE」6P形専用充電器 | 電池・充電器 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 電池/充電器 | 東芝ライフスタイル株式会社 に在庫限りとなっているので、必要であれば購入しておいた方が良いのかもしれません。代わりはあるとは思いますが。

測定環境

 測定環境などは以前に書いたダイソーで売っている Type-C 充電池と同じです。

放電特性

 充電池から一定電流を引き出した場合の出力電圧の変化を測定します。

測定条件

 他の充電池と同じように公称容量の 20% の電流を流し続けて、ある電圧(終止電圧)になったら測定を終了します。
 Ni-MH 充電池の単体の場合、終止電圧は 1V となるようです。測定しようとしている 6P 形電池の場合、公称電圧が 8.4V であるため、Ni-MH 充電池が 7 本直列に接続されていると思われます。そのため、終止電圧としては 7V としています。

測定結果

 上記条件で2本の電池の経過時間と出力電圧を測定してグラフにすると以下のようなグラフになりました。

TOSHIBA IMPULSE 6P形充電池 6TNH22A #1 の放電特性
TOSHIBA IMPULSE 6P形充電池 6TNH22A #2 の放電特性

 最初は 9.6V 程度ありますが 8.5V ぐらいに下がっていって、じわじわと下がっていって 7V になっています。

容量

 測定結果からそれぞれ以下の容量となりました。

番号 容量(mAh)
#1 204.7
#2 202.9

 公称容量値は満たしているようです。
 ちょっと外気温が低いので容量小さめに出てしまっているかもしれません。

雑感

 公称容量は満たしていますが、容量が小さいなと思ってしまいます。構造上しょうがないのですが。
 ある程度特性を揃えた物をまとめるとちょっと良くなるかもしれませんが、そこまでするような物でも無いかなと思っています。
 電圧も結構高めですし、過放電でも液漏れしたりはしていなかったので、これからもハンディテスターなどにはこちらを使っていこうかなと思います。

CR1-GPIN の代替品について

CR1-GPIN について

 アーケードゲーム基板と電源やビデオ関連の信号・コントロール用のスイッチなどを繋ぐための規格として JAMMA 規格があり、基板側には JAMMA エッジコネクターがあり、その接続に 56 ピンのコネクタが使われます。

JAMMA エッジコネクター
56ピンコネクター

 極数として 56 ありますが、そのうちを 2 ピンを使って誤挿入防止のための溝が基板に作られています。その誤挿入防止のための極性キーとして CR1-GPIN を使うことが出来ます。
 誤挿入防止のための溝が JAMMA 配線に対応した全ての基板にあるのであれば、誤挿入防止のためのピンの場所を半田付けなどで埋めてしまっても良いのですが、極まれに溝が無い基板があります。そのため取り外しが出来るとちょっと安心することが出来ます。

 一般的に CR1-GPIN の事は GPIN(ジーピン) と呼ばれています。私も以前は逆挿しやピンズレなどを一度も起こしたことが無く、GPIN を使わなくてもまぁ大丈夫だろうと思っていたのですが、基板を作ってあれこれ試しているときに間違って逆挿しを行ってしまいました。たまたま作っていた基板に逆挿しでも壊れにくくするための機構を入れていたため壊れることはありませんでしたが、危なく基板を壊すところでした。
 これ以降、出来るだけ GPIN を取り付けるようにして、さらに販売している連射基板などにも取り付けて販売するようにしています。

 CR1-GPIN は 2022 年頃まで購入出来たのですが、製造中止になってしまい 2025 年現在では入手困難となっています。
 CR1-GPIN を大量に買っていたため、もう一生買わなくても良いだろうと思っていたのですが、なんだかんだと使うことが多く、手持ちがほぼ無くなってしまいました。

 3D プリンタあたりで出力すれば使える物が作れるかな、とも思っていたのですが、何となく部品を探すためにパーツを見ていたところ、CR1-GPIN に似た CR6-GPIN を見つけました。
 CR1-GPIN の代わりとして CR6-GPIN が使えるか気になったため、購入して使ってみました。

CR1-GPIN と CR6-GPIN の違い

 データシートに記載されている大きさなどを比較すると。

CR1-GPIN 寸法図
CR6-GPIN 寸法図

 奥行きは同じですが、差し込む部分が若干薄くなっています。

 実際に比較してみると以下のようになります。

CR1-GPIN と CR6-GPIN 単体で比較

 結構同じような形です。

実際に使ってみた結果

 こちらは実際に挿した写真を以下に投稿しておきます。

CR1-GPIN と CR6-GPIN
CR1-GPIN と CR6-GPIN を上から

 全体的に小さく、出っ張りもほぼ無いような状態になりますが、特に抜けやすいとかも無さそうですので、問題無く使えそうだと思えます。また、ちょうど良い具合に溝にはまるためほぼ動くことは無いような状態になっているように見えます。

 注意点としては、挿すときに気を付けないと下記写真のようにズレてしまいます。

CR6-GPIN のズレ

 挿すときに注意して挿せばそれ以降ズレることはあまり無さそうです。しばらく使ってみてから判断したいと思います。

販売元について

 2025/12/05 時点では mouser に在庫があるようです。
https://www.mouser.jp/ProductDetail/Hirose-Connector/CR6-GPINA?qs=b6306Cq53rGs0OPAWY8DSQ%3D%3D
 digikey などでも注文は出来るようです。
CR6-GPIN (A) Hirose | コネクタ、相互接続 | DigiKey

MARSTEK 単3形 リチウム式充電池 MS 5070C の特性について

概要

 ヨドバシの通販を見ていたら マーステック MARSTEK 単3型電池 リチウム充電 4本セット MS 5070C(4P) という商品を見つけて、公称容量として 2100mAh の物があることを知って、他のページを見ていたらある程度安く売っていたため買ってしまいました。

 本当に 2100mAh の容量があるのか気になるので測定してみました。


 今回測定を行った物は MARSTEK 単3形 リチウム式充電池 MS 5070C(4本入) - Just MyShop で購入しました。一太郎とかを使っていると結構安く買えます。

 Amazon でも売っています。

 販売元のページは USB-C充電対応の単三・単四リチウムイオン電池|繰り返し使えて液漏れなしで安心・高出力1.5V となります。
 実際に開発を行っているメーカーのページは AA & AAA Li-ion Battery – Marstek Energy-5-7-cell のようです。

簡単なまとめ

 以下に測定結果などについて簡単にまとめておきます。

放電特性について

 電流として 420mA を引き出すと約 1.5V を出力し続けます。その後容量が少なくなってくると約 1.1V まで電圧が落ちて、その後に 0V になります。

容量について

 2本の電池の容量を測定してみましたが、どちらもパッケージに記載されている 2100mAh を満たしていませんでした。

番号 容量(mAh)
#1 1988
#2 1833

電流制限について

 測定条件が良くないのか正しく測定出来ていません。後ほど追記予定です。
 測定条件などを変更して測定を行ったところ、3.6A で電流制限が掛かり電圧が降下します。その後電圧が回復するのは 1.2A まで引き出す電流を下げると回復しました。

ノイズについて

 普通の乾電池などと違ってノイズがあり、80mV 程度出力が上下しています。

充電中の挙動および付属の充電ケーブルについて

 充電中は出力が 0V になります。0V になりますが、複数本使用した場合などや他からの影響などありますので抜いてから充電した方が安全だと思います。
 付属の充電ケーブルに4本繋げで充電することができるのですが、1本繋げると約 320mA が流れて、2本繋げると 640mA が流れます。そのまま本数が増えると電流が増えて4本で 1280mA 流れます。複数本充電する場合、5V/2A が出せる充電器などを使う必要があるかと思います。

雑感

 容量がダイソーの Type-C 充電池と比べると大きいですが、パッケージに記載されている容量は満たしていませんでした。ちょっとこれは良く無いかなと思います。
 電流制限も掛かりますがリチウムイオン二次電池を使っているためちょっと気をつけて使う必要があります。1.5V が出続けて欲しい、など以外では何度も書いていますが Ni-MH などを使った充電池の方が安全ではないかと思いました。

測定環境について

 測定環境などは以前に書いたダイソーで売っている Type-C 充電池と同じです。

測定結果

 以下に放電特性や電流制限、ノイズの測定結果などを書いておきます。

放電特性

 充電池から一定電流を引き出した場合の出力電圧の変化を測定します。

測定条件

 測定条件などはこれも以前に書いたダイソーで売っている Type-C 充電池と同じです。パッケージに容量は 2100mAh と記載されていますので、電流値としては 420mA を設定しています。

測定結果

 上記条件で2本の電池の経過時間と出力電圧を測定してグラフにすると以下のようなグラフになりました。

MARSTEK MS 5070C #1 放電特性
MARSTEK MS 5070C #2 放電特性

 どちらの充電池も約 1.5V を出力し続けて、容量が少なくなってくると約 1.1V まで電圧が落ちて、その後に 0V になりました。

容量

 放電特性の結果から容量を求めると以下の値になりました。今回より 1.5V を出力する場合の容量と 1.0V までの容量を記載してみます。

番号 1.5V 容量(mAh) 1.0V 容量(mAh)
#1 1733 1988
#2 1573 1833

 残念ながらパッケージに記載されている 2100mAh を満たしていませんでした。

電流制限の測定

 引き出す電流値を 0A から 3.5A まで 100mA ずつ増加させて出力電圧を測定すると以下のグラフとなりました。
 今回は電流を引き出すと意図しない動作をしているようで、何が起こっているかを確認するために電子負荷に設定した電流値と充電池の出力電圧と電子負荷で測定した電流値をグラフに記載しています。

MARSTEK MS 5070C 出力電流/電圧特性

 電流を増やしていくと 700mA で電子負荷側で測定出来る電流値が大きくなり、設定電流値以上の電流が測定されます。その後 2.6A で電圧が下がり始めて、3.5A でほぼ 0V になります。

MARSTEK MS 5070C 出力電流/電圧特性

 逆に 3.5A から 100mA ずつ減少させると上記画像のような結果となりました。設定電流値 3.5A で約 0.7V ぐらいが出力され電子負荷の測定電流は約 3.8A、設定電流値が 1.6A の時に出力電圧が約 1V で電子負荷の測定電流値は約 3.2A、設定電流値が 0.7A のときに出力電圧が約 1.55V になりますが電子負荷の測定電流値は約 2.2A となっており、意図した測定が行えていないと思われます。
 ちょっと意図した測定が出来ていないようですので、こちらは構成を変えて再測定を行ってみます。

 電流測定を別の DMM(U1282A) で行うように配線などを変更したところ意図した測定が行えているようです。0A から 4A まで 100mA ずつ増加させて電流を引き出すと下記のような結果になりました。

MARSTEK MS 5070C 出力電流/電圧特性

 電流を増やしていくと 3.6A で電流制限が掛かり出力電圧が下がりました。
 同様に 4A から 0A まで 100mA ずつ減少させていくと下記のような結果になりました。

MARSTEK MS 5070C 出力電流/電圧特性

 1.2A で出力電圧が 1.5V に戻っており、電流制限が掛かる電流と電流制限が解除される電流は異なっているようです。

ノイズの測定

 この充電池も他と同じく DC/DC コンバータが使用されており、出力にノイズが乗っていると思われますので 1kΩ を負荷として接続し、出力をオシロスコープで測定してみました。出力としては下記画像のような波形が測定されました。

MARSTEK MS 5070C 出力波形

 ノイズとして Vpp で 80mV ぐらいが測定されました。結構大きめのように思います。

株式会社ヒーローグリーン USB 充電池 Revo Energy HRE3-2P の特性について

概要

 以前にダイソーで売っている Type-C 充電池の特性を測ってみたのですが、ヨドバシで必要な物を通販で買おうと思って見ていたら同じような電池が売っていたので、どんなものなのかなという興味本位で買って特性を測定してみました。
 Amazon にも売っていました。

HRE3-2P パッケージ写真

 メーカーのページもありました。
www.herogreen.co.jp

簡単なまとめ

 以下に測定結果について簡単にまとめてみます。

放電特性

 電流として 200mA を引き出すと 1.5V ぐらいを出し続けます。その後 1.09V ぐらいまで下がって 0V になります。

容量について

 2本の電池の容量を測ってみましたが、どちらもパッケージに記載されている 1000mAh の容量を満たしていませんでした。

番号 容量(mAh)
#1 891
#2 876

電流制限について

 約 3.1A で電流制限が掛かり出力電圧が下がります。電流制限状態から回復するのは 1.3A 程度で回復します。

ノイズについて

 普通の乾電池と比べるとノイズがあります。使用する物によっては影響があると思われますので、機器によっては使えないかもしれません。

雑感

 充電を USB Type-A にそのまま挿して充電出来るので楽ではありますが、コネクタが大きい分内蔵している Li-Ion 二次電池の容量が減って電池の容量も減っているようです。パッケージに記載されている 1000mAh は満たしていないので、これは良く無い気がします。
 用途的に問題無い場合、こちらを使うのであれば以前に書いたダイソーで売っている Type-C 充電池の方が良いような気がします。
 さらに 1.5V で出力し続けて欲しい、ということが無ければ eneloop などの充電池を使った方が安全ではないかな、と思っています。

測定環境について

 測定環境などは以前に書いたダイソーで売っている Type-C 充電池と同じです。

測定結果

 以下に放電特性やノイズの測定結果などを書いておきます。

放電特性

 充電池から一定電流を引き出した場合の出力電圧の変化を測定します。

測定条件

 測定条件などはこれも以前に書いたダイソーで売っている Type-C 充電池と同じです。パッケージに容量は 1000mAh と記載されていますので、電流値としては 200mA を設定しています。

測定結果

 上記条件で2本の充電池の測定を行いました。下記グラフのような結果になりました。

Revo Energy HRE3-2P #1 放電特性
Revo Energy HRE3-2P #2 放電特性

 どちらの充電池も 1.5V の電圧を出力し続けて 1.09V になり、その後に 0V になりました。

容量

 放電特性の結果から容量を求めると以下の値になりました。

番号 容量(mAh)
#1 891
#2 876

 こちらはパッケージに記載されている 1000mAh を満たしていませんでした。

電流制限の測定

 引き出す電流値を 0A から 3.5A まで 100mA ずつ増加させて出力電圧を測定すると以下のグラフとなりました。

Revo Energy HRE3-2P 出力電流/電圧特性

 電流を増加させると徐々に電圧が下がり、3.1A で出力電圧が下がります。
 同様に引き出す電流値を 3.5A から 100mA ずつ減少させて出力電圧を測定すると以下のグラフとなりました。

Revo Energy HRE3-2P 過電流状態からの回復

 1.3A で電圧が回復しています。
 上記の結果より電流制限が掛かる電流値と、電流制限から回復する電流値は異なる電流値となっているようです。

ノイズの測定

 この充電池も内部に Li-Ion 二次電池が載っており、これの出力を DC/DC コンバータなどで 1.5V に変圧していると思われます。DC/DC コンバータはどうしてもノイズが乗ってしまいますので、どのようなノイズが載っているかをオシロスコープで測定して見ました。
 負荷として 1kΩ を接続すると下記画像のようなノイズが見られました。

Revo Energy HRE3-2P 出力波形

 ノイズとして Vpp で 25mV 程度が見られました。

ダイソーの Type-C 充電池について

概要

 ダイソーで売っている Type-C で充電出来る充電池を買うことが出来ましたので、どのような特性なのかを簡単にですが調べてみました。

ダイソー Type-C 充電池 パッケージ

簡単なまとめ

 以下に測定結果などについて簡単にまとめておきます。
 雑感の後に詳細な測定結果などについて記載しています。

放電特性

 266mA を引き出すと、電圧としては約1.5V ぐらいを継続して出力します。その後約 1.1V ぐらいまで下がって、しばらく経つと 0V になります。
 電流もパッケージに記載されている 2000mA を引き出すことは出来ましたが、継続して行ってはいません。

容量について

 2本の充電池の容量を測定しました。おおよそですが以下の容量でした。

番号 容量(mAh)
#1 1524.6
#2 1550.0

 パッケージによれば 1332mAh ですので、それを満たしている容量でした。

ノイズについて

 Ni-MH 充電池などと比べると出力に乗っているノイズは結構大きいです。使用する機器によってはこちらの影響を受けると思われますので、機器によっては使えないかもしれません。

充電中の出力電圧

 Type-C からの充電中、出力端子には約 4.5V の電圧が出力されています。充電しながら使用するのは非常に危険ですので、絶対に行わない方が良いでしょう。

雑感

 構造上電圧が一定になるとは思っていましたが、本当に一定電圧で容量が少なくなったら電圧が下がり、さらに容量が無くなると電圧が 0V になるのを見ると制御されているなー感があります。このパッケージ内に良く収めているなと思ってしまいます。
 経験上、容量を実測すると小さめの値になるものだと思い込んでいたので、測ってみたら容量が大きかったので意外に思ってしまいました。
 ノイズが結構大きいですが、用途によっては結構使えるかなーという印象です。ノイズの影響を受ける機器に使う際には注意が必要かと思います。
 リチウムイオン二次電池が使われています。こちらは高温になるところに置いたり、過放電や過充電などで発熱・発火することがあります。そのような物が使われている、ということは知っておいた方が良いのではないでしょうか。
 このような特性である、ということを理解して使うのは良いかと思いますが、問題無ければ普通に売られている eneloop などの充電池を使った方が安全ではないかな、と思っています。

測定環境について

 以下の測定機を使って測定を行っています。

測定時の写真

 電子負荷では定電流モード(CC)を使用し、放電電流値を設定の後に電圧・電流値を記録しています。
 デジタルマルチメータとテスターで電流・電圧を測定してみたところ、電流値は電子負荷の測定値と大幅に異なることは無さそうでしたが、電圧値は電流が大きくなればなるほど接続に使っている電線などの抵抗値の影響を受けるため、電圧はデジタルマルチメータで充電池の両端を測定して記録しました。
 オシロスコープはノイズを数値で見るより、波形で見た方が良いかなということで出力を波形で測定するために使用しています。

測定結果

 以下に測定結果や測定条件および雑感などについて記載していきます。

放電特性

 充電池から一定電流を引き出した場合の時間経過による電圧の変化について調べます。

測定条件

 厳密にやりたければ恒温槽などを使って温度・湿度を一定にして行う必要がありますが、さすがにそこまでの設備は無いので普通の家で普通の温度・湿度で測定を行っています。室温は 25℃ぐらいです。
 電池などの容量を測定する場合、一定の放電電流で終止電圧まで出力電圧が下がるまで測定を行い、そこまでに掛かった時間で計算を行います。
 放電電流と終止電圧は充電池の種類などで決められていて、Ni-MH 充電池の場合はちょっと調べた限りでは、放電電流は 0.2 It A で終止電圧は 1.0V のようなので、こちらと同じような条件とします。
 今回の場合は 容量は 1332mAh なので放電電流は 266mA とし、終止電圧は Ni-MH 充電池と同じ 1.0V にしています。

測定結果

 上記条件で2個のダイソー Type-C 充電池の測定を行いました。出力電圧と経過時間をグラフにすると以下のようなグラフとなりました。

ダイソー Type-C 充電池 #1 の放電特性
ダイソー Type-C 充電池 #2 の放電特性

 #1 は出力電圧 1.51V が続いた後に 1.1V になり、その後に 0V になりました。同様に #2 は出力電圧 1.50V が続いた後に 1.09V になり、その後に 0V になっています。

容量

 放電特性の結果からダイソー Type-C 充電池 #1, #2 が終止電圧以下になる時間からそれぞれの容量を計算すると以下の値になりました。

番号 容量(mAh)
#1 1524.6
#2 1550.0

 計算式としては "終止電圧になるまでの秒数/(60*60)*放電電流値" で合っているはず…。

 パッケージには容量として 1332mAh と記載されています。こちらについて計算してみます。
 同じようにパッケージに "バッテリーセル:3.7V/600mAh(2220mWh)" と記載されています。こちらから 1.5V に降圧した場合で変換効率が 100% の場合の容量を計算してみると

3.7*600/1.5 = 1480mAh

となります。こちらからパッケージ記載の 1332mAh となる変換効率を求めてみると

1332/(3.7*600/1.5) = 0.9

となり、変換効率は 90% として計算されていると思われます。

 変換効率 100% でも容量としては 1480mAh が最大値だと思われますが、測定結果は 1500mAh を超えています。こちらはおそらくですが、バッテリーセルの容量が 600mAh よりも若干大きいのではないかと思われます。おそらく平均値が 600mAh であるため、個体によっては少ない容量となっている物もあるかもしれません。
 こちらについては分解してバッテリーセル自体の特性を測定する必要があるかと考えています。

出力電流値と出力電圧

 パッケージには 2000mA が最大出力電流となっています。出力電流と出力電圧の関係を調べてみます。
 出力電流値を変化させながら出力電圧値を測定します。それぞれの充電池で測定を行ったところ、以下のような結果となりました。

ダイソー Type-C 充電池 #1 の出力電流と出力電圧
ダイソー Type-C 充電池 #2 の出力電流と出力電圧

 電流値が増えるとなぜか電圧が上がっています。電流を増やすと上がり続けていて、今回は 40mV 程度上がっています。この程度であればほとんどの場合で問題にはならないかと思われますが気にはなります。
 おそらく発熱により電圧が上がっているのではないかと思っていますが、こちらに関しては後ほど時間を取って調べてみたいと考えています。

電流制限について

 電流を引きすぎると電流制限が掛かって電圧が出なくなるようになっているかの確認を行ってみました。
 0A から 100mA ずつ 3.5A まで引き出す電流値を変化させて出力電圧を測定しています。
 出力電流と出力電圧は下記グラフのような特性となりました。

ダイソー Type-C 充電池の電流制限

 3A で出力電圧が 0.93V になり、3.1A で 0.75V、3.2A で 0.1V になりました。おおよそ 3A で電流制限が掛けられているようです。

 逆に 3.5A 流した状態から 100mA ずつ 0 A まで下げていった場合、どの電流値から電圧が復帰するかを測定してみました。

ダイソー Type-C 充電池 過電流状態からの回復

 1.1 A の電流値で出力電圧が 1.47V になり、電圧が回復しています。1 A ぐらいまで引き出す電流が減ると電圧は回復するようです。

 電流制限が掛かるまでの電流と、電流制限から回復するまでの電流が異なるように作られているようです。

ノイズ

 この充電池は内部に 3.7V/600mAh のリチウムイオン二次電池が入っており、その出力 3.7V を DC/DC コンバータなどで降圧して約 1.5V に変圧していると思われます。DC/DC コンバータは構造上どうしても出力にノイズが乗ってしまいます。
 どの程度のノイズが乗っているのかを他の電池と比較してみます。
 電子負荷等の外部測定機の影響を無くすため、オシロスコープ以外の測定機は取り付けていません。出力波形に数 mV のノイズが見えていますが、こちらは測定系の問題のため本来は存在しません。
 ダイソー Type-C 充電池を見てみたところ、引き出す電流値によってかなり波形が変わります。今回は 1kΩ の抵抗を付けて測定を行っています。エネループも同様に 1kΩ の抵抗を付けて測定をしています。

ダイソー Type-C 充電池の出力波形
Panasonic eneloop (BK-3MCC) の出力波形

 ダイソー Type-C 充電池は 40mV ぐらいで電圧が上下しています。ノコギリ状の波形が見えますが、これは引き出す電流値によって変化します。
 エネループの出力には全くノイズは見られません。測定系の影響で数 mV ノイズがあるように見えてしまっていますが、こちらは存在しません。測定系の影響を無くしたかったのですが、無くすことは出来ませんでした。

その他

 出力電流と出力電圧の関係と、大電流を出力し続けた際の挙動や温度変化について気になっていますので、こちらも後で測定を行って追記するかもしれません。

おもちゃ買取の査定金額

前書き

独身の頃におもちゃを買っていつか飾ったりしよう、と思って溜め込んでいた物が大量にあります。もう本当に大量に。
段ボールに入れて保管していましたが、さすがにもう使うこともないだろうということで処分することにしました。
買取を行ってくれそうなところを検索すると、いろんな店が行ってくれています。
今回は売却品のリストを作ってみましたので、何社かに見積依頼を行ってみた結果をいろいろと濁して書いておきます。

売却品リスト

濁して書くと、ねんどろいどが約30点、フィギュアやプラモデルが5点、ファンクラブで買えた限定品が約10点となっています。

結果

こちらもおおまかな金額を表にすると

店舗名 金額(円)
A 52,000
B 28,000
C 33,000
D 50,000

でした。結構違うんだなーという気付きがありました。さらに店舗によっては購入不可品があって、そちらは明確に買取出来ないので送ってこないでと書いてありました。0円でも買い取り出来ないということらしいので、何があったんだろうかと気になっています。

ある店舗がこの特典はこのような意味があって、このように買い取り価格を決めるべきなのでこうしました、というのが明確に分かる買取内容になっていて、ここにはめちゃくちゃ詳しい人がいるんだろうな、と思えたところもありましたが、それ以外はある決まりに沿って買取価格は決められているようでした。
また、買取金額が高いほど買取金額に差があるようでした。

結論

というわけで、少しでも高く売りたければ見積取った方が良さそうですが、そうはなかなか時間取れないですよね…となっています。

子供と暮らしていく上で買って良かったもの、その2

引き続き子供と暮らしていく上で買って良かったものを書いておきます。

 最初はチェストだけを使っていましたが、子供が下に物を入れるし掃除するのが難しいしでちょっと困っていました。脚を長くする部品を売っていることに気が付いて取り付けたところ諸々解決しました。
 本来はロボット掃除機などのためみたいですが、掃除のしやすさが全然違うので取り付けて良かったなと。
 ただし、背が高くなって一般的な物の高さと合わなくなるので、それには注意が必要です。自宅の場合、ちょうど4段の商品が窓の下部とほぼ同じ位置だったのですが揃わなくなってしまいました。


 電動鼻吸い器は外に出る機会や幼稚園・保育園に行くようになると、原因がよく分からないがなんだか鼻水垂れ流し状態になることがよくあります。頻繁に鼻水の処理を行うことになるので、電動鼻吸い器で取った方がらくです。手動のものでも取れますが、楽さが全然違います。
 標準のノズルでも取れますが、以下のノズルとコネクターに交換した方がより取れます。

 メーカーが違いますが、コネクターを使うとノズルが付けられるようになります。
 先が細くなって奥まで入ってしまうようになりますので、奥に入りすぎないように注意しないといけませんが、標準の物とは違ってかなり取れるようになります。