ebay で測定器の周辺機器を買ってみました

概要

 普段使っている Keysight 製のデジタルマルチメータを bluetooth 経由で接続出来るアダプターがあります。それを ebay で買ってみましたが、米国発送の物は買えなくて中国発送の物は買えました、という話です。
 おそらく測定器などは輸出してはいけない国があるので、それの関係で米国からは買えなかったのかなーと思っていますがどうなんでしょうかね、と。

購入動機

 かなり前にハンディタイプのデジタルマルチメータを入れ替えて、その時になんか面白そうな周辺機器を買っておこうと思って U1282A というデジタルマルチメータと U1118A という上記デジタルマルチメータを bluetooth 経由で接続して測定値を表示出来るデバイスを買って動作確認を行って、木造建築だったら2階に置いたデジタルマルチメータの測定値を1階で見られるやん、とかやってました。
 で。たまに使っていたのですが、いろいろなことが私的にあって忙しくしていたら U1118A が販売・サポート終了製品になっていて、接続に使用する U1117A という bluetooth アダプタも販売・サポート終了製品になっていたことに気が付いていませんでした。
 もう一台 bluetooth アダプタが使えるデジタルマルチメータがあるので、もう1個欲しいなと思っていたのですがすでに購入出来ない状態になっていました。

 なんとか買えないかなーと思って調べたところ、U1177A という bluetooth アダプタはまだ ebay などで買えることが分かりました。
 性能的には U1177A は U1117A と比べて接続距離がかなり短いですが、とりあえずは希望する機能は使えそうなので購入してみることにしました。

ebay で米国の出品者から買ってみた結果

 ebay を見ると U1177A は米国と中国から出品している方がいました。中国からの発送は届かなかったりしたことが多々あったため、かなり高いですが米国から出品している方から購入してみました。
 落札後 paypal での支払いも終わり、問題無く出品者から発送されたのですが、輸出する段階で輸出不可となったようでそこで荷物が止まってしまい返品されてしまいました。支払ったお金も手数料を含んだ金額以外が返金されました。手数料が痛いですがどうしようもないです。
 これはおそらく測定器などは輸出する際に輸出をしてはいけない国があり、それに関する手続きが行えないためなのかなーと勝手に想像していますが詳細は分かっていません。

中国の出品者から買ってみた結果

 米国から出品している人からは購入するのは難しそうなので、中国からの発送になっている出品者から購入してみたところ、問題無く発送されて受け取ることが出来、到着した商品も中に入っていたマニュアルが中国語版だったりしましたがおそらく本物だと思われます。というわけで、中国からは購入出来ました。
 中国に測定器などを販売するのは規制があるのかと思っているのですが、すでに販売された商品を中国から買う場合は特に問題なく購入することが出来るようです。が、かなり高い測定器も売られていますがそれを購入することが出来て、ちゃんとした物なのかはやはり心配かなーと思っています。

総括

 というわけで、米国から測定器の周辺機器を買うことは出来ませんでしたが、中国からは買うことが出来ました。
 ebay を見ていると中古の測定器が結構安く売られているので、これらを買うこと出来るのかなーという興味はありますが、かなり金額的に高いのでちょっと試しに買うのは難しいなーと。
 あと、U1117A という bluetooth アダプタはどこにも売られて無いのですが、こちらの方が接続距離長いのでこっちも買えたら良いなーと思っています。見かけた人は連絡を貰えると非常にありがたいです。

リモコンなどにアルカリ電池を使うのは止めましょう

何があったのか

 みずほ銀行のオンラインバンキングを使用しているのですが、振込時などに使用するハードトークンが10年ぐらい前に送られてきたので設定を行って、送られたまま使っていました。
 で、先日使おうと引き出しから出してみると周囲がなんか白っぽくなっていて、何が原因か調べたらハードトークンの電池が液漏れしてました。使われていたのが Philips のアルカリ電池で使用期限が 2021 年となっていたので、それは液漏れするよねと。端子などが腐食するのでこれはまずいと外したらすでに外装のプラ部品がやられてしまっていたようで、電池の固定に使われているバネに負けて少しずつ外装が割れていってまともに使えない状態になってしまいました。

交換などの対応

 これが使えないと振込など出来ないので、慌てて追加でハードトークンの申し込みをオンラインで行ったところ数日で届いたので入れ替えて、古いハードトークンは店頭で交換してもらう手続きを行い、無事に交換してもらえました。

交換後に使われていた電池

 交換してもらったハードトークンの電池を確認したところ、今回は Panasonic の黒電池が使われていました。これである程度は安心かなと思えますが、これも液漏れしないことはないので注意しないといかんなと。

何が言いたいかというと

 タイトルに書いたようにリモコンなどの長期間入れたままにするような機材にアルカリ電池を使うのは止めましょう。と、思っていても何度もやらかしてるので無理なのかもしれません…。

amiibo が Nintendo Switch 2 / Switch で読み込めない場合の対応方法

対応方法とか

 かなり前に買った amiibo を久しぶりに使おうとしたら Nintendo Switch プロコントローラーや Nintendo Switch 2 プロコントローラーで反応しなくなっていて。そんなに壊れるような部品入ってないよなーそれでも壊れたのかな、どうしようもないのかなと思って検索したらreddit にこういう記事があって。
 Wii U や 3DS で初期化すると使えるようになるよ、と書いてあったので試しに Wii U Game Pad にかざしてみたら認識して初期化が出来ました。
 amiibo は発売日に買ったアオリちゃんの amiibo で、スプラトゥーン3の発売日あたりにプロコントローラーにかざして使えていました。スプラトゥーン レイダースで使おうと思ったら Nintendo Switch 2 プロコントローラーでは認識しなくて、プロコントローラーに変えても認識しなくてどうしようも無いかと思っていたのですが、検索して書いてあることを試したら Wii U Game Pad で認識してくれました。3DS では試していません。
 なんとなく何らかの不具合のような気もしますが、とりあえず認識しない amiibo があったら Wii U や 3DS で初期化出来ないか試してみるのが良いかもしれません。

Hyper Euphoria を買って遊んだよ、という記録

概要

 Steam で販売されている Steam:ハイパー・ユーフォリア というソフトを買って遊んでみたので、どういうソフトだったのか、ということを書いておきます。

どういうソフトなの

 本編は1時間ぐらい遊ぶとクリア出来てしまいます。結構短いです。一通り選択肢を選ぶと先に進むので、謎解きなどはほぼ無いです。
 このソフトは昔のアドベンチャーゲームを今の時代に作ってみた、ということでサウンドも昔のゲームっぽかったり、グラフィックの見た目を変えられたり、フォントを変えることが出来たりなどという風に作り込んであるため、ゲームシステムを作ってみて話自体は序盤のみを実装しました、という感じなのかなと。
 また、ゲームが遊べないダミーパッケージを作って販売されているようです。
www.kadenken.com
 これもとりあえずは環境というか雰囲気を作るということが目的だったのかな、と思ってしまいました。
 キャットアドベンチャー第1弾となっているので、今後第2弾と続けていくのであれば続きを読んでみたいとは思っていますが。

どういう人向けなの

 昔のアドベンチャーゲームっぽい雰囲気が楽しめたら良い、という目的であれば良いのかな、と思いました。が、あくまで個人の感想です。

IKEA で買った充電式電池 LADDA ラッダを繰り返し充放電してみた

概要

 IKEA で売っている充電式電池 LADDA ラッダ の特性評価 で IKEA で買ってきた LADDA という充電式電池を評価しました。
 容量がちょっと少なかったのですが、製造から結構時間が経っており、こういう場合は何度か充放電を行うと容量など回復すると聞いたことがあるため、10 回充放電を繰り返して放電特性を測定してみました。

測定を行った充電池について

 IKEA で売っている充電式電池 LADDA ラッダ の特性評価 に記載した充電池の #1 を使用しています。

簡単なまとめ

 今回測定を行った充電池の場合、充放電を2回繰り返すと容量が回復したように見える結果となりました。
 長期間使っていなかったニッケル水素電池を大電流を引き出す用途などで使う場合、何度か充放電を繰り返した方が良いかもしれません。

 以下に詳細な測定結果などを記載します。

測定条件など

 測定環境・条件などはIKEA で売っている充電式電池 LADDA ラッダ の特性評価と全く同じ測定条件となります。

放電特性について

 購入直後に充電をせずに測定を行った結果を #1-0 とし、10回充放電を行い出力電圧を測定し、それぞれ #1-1~10 として記録を行いました。
 

放電特性測定結果

 以下にグラフを記載します。

LADDA 複数回放電特性測定結果

 購入直後はかなり容量が減ってしまっている状態ですが、1回の充電である程度回復し、2回目以降はほぼ同じ結果となっています。

容量について

 参考のために購入直後の測定結果および10回繰り返した際のそれぞれの測定容量および平均電圧・1円当たりの容量値を以下に記載します。

電池名 測定容量(mAh) 平均電圧(V) 1円あたりの容量値(mAh)
LADDA #1-0 1333.5 1.214 7.63
LADDA #1-1 1789.4 1.240 10.24
LADDA #1-2 1836.2 1.247 10.51
LADDA #1-3 1852.9 1.256 10.60
LADDA #1-4 1829.6 1.253 10.47
LADDA #1-5 1865.2 1.261 10.67
LADDA #1-6 1830.7 1.258 10.48
LADDA #1-7 1868.4 1.260 10.69
LADDA #1-8 1849.3 1.260 10.58
LADDA #1-9 1876.0 1.263 10.74
LADDA #1-10 1830.6 1.258 10.48

 以下に上記結果を参考のために棒グラフ表示にしました。
 公称容量値と測定容量値を棒グラフにしてみました。

LADDA 公称容量値と実測容量値

 公称容量値と実測容量値の誤差を棒グラフにしてみました。

LADDA 公称容量値と実測容量値の誤差

 1円当たりの容量値を棒グラフにしてみました。

LADDA 1円あたりの容量値

雑感

 製造から時間が経っているニッケル水素電池は結構容量が減っているので、充電してから使用した方が良いかもしれません。
 今回測定した充電池の場合、10回充放電したぐらいでは容量が減ってくるようには見えないんだなということを知りました。

 2回目以降容量が減ったり増えたりしていますが、おそらく以下の事柄が原因かと考えています。

  • BQ-CCA3 の充電する際に使用する場所を毎回変えたため
  • 充電完了後に測定を開始するまでの空き時間が異なるため

 BQ-CCA3 は8個充電が出来て4個までとそれ以上で充電時の電流値が変わるため念のため1本しか充電しないようにしていましたが、充電に使用する箇所を意図的に変えていました。おそらくそれぞれ充電完了を検出する電圧などが微妙に異なるためにこのような結果になったのではないかと予想しています。こちらは後ほど調べてみる予定です。
 充電完了から測定開始までの空き時間が、1時間ぐらいから12時間ぐらいまでと差が付いています。これは人力で差し替えて測定を行っているためこのようになってしまいます。こちらは充放電をまとめて行えるような環境を作った方が良いと思いつつ作成していません。こちらもいずれ対応したいと考えています。

IKEA で売っている充電式電池 LADDA ラッダ の特性評価

概要

 初めて IKEA の店舗に行ってみて広い店舗に色々売ってるなーと見ていたところニッケル水素電池が売られていました。
 容量などを見てこれは FDK 製では?と思ってしまい、気になってしょうがなかったため容量が 1900mAh の物を買って評価してみることにしました。

測定を行ったニッケル水素電池について

 今回評価を行ったのは
www.ikea.com
こちらの商品となります。単3で電圧が 1.2V で容量 1900mAh なので、FDK のスタンダードタイプと同じ容量です。繰り返し使用回数が FDK の物は 600 回でしたが、LADDA は 1000 回となっています。購入価格は 4 本で税込み 699 円でした。非常に安いです。
 また、単4で容量が 750mAh の物(4本で499円)と、単3で容量が 2450mAh の物(4本で999円)も売られていました。

 パッケージに製造年月日が記載されてあり、2025/07/18 となっていました。購入したのが2026年の5月末でしたのでおおよそ1年前となり、ちょっと古いかなと思われます。

 パッケージの写真を追加しておきます。

LADDA パッケージ表
LADDA パッケージ裏

簡単なまとめ

 公称容量値よりも若干容量少なめですが、価格が非常に安いためコストパフォーマンスに優れていると思います。
 普段使いの充電池として使いやすいのではないでしょうか。

 以下に詳細な測定結果などを記載します。

測定条件など

 以下に測定条件や測定結果などを記載します。

測定環境について

 以前 FDK と eneloop の測定を行った際と同じ環境です。

放電特性について

 電子負荷に JIS C8708 2019 に記載されている条件に合わせて電流値として容量値から計算した 380mA を設定し、終止電圧 1.0V まで低下するまでの時間と電圧を測定しました。
 購入してすぐに一度測定を行い、その後に BQ-CCA3 で充電を行って 3 時間程度置いた後に測定を行っています。

放電特性測定結果

 比較のために以前測定を行った FDK の測定結果も表示しておきます。

LADDA 放電特性

 FDK と比較して電圧も低く、容量も若干少なめのようです。

容量について

 こちらも比較のために以前測定を行った FDK の測定結果も記載しておきます。

電池名 公称容量(mAh) 測定容量(mAh) 平均電圧(V) 1円あたりの容量値(mAh)
LADDA #1 min.1900 1789.4 1.240 10.24
LADDA #2 min.1900 1805.9 1.240 10.33
FDK スタンダードタイプ #1 min.1900 1897.0 1.254 8.30
FDK スタンダードタイプ #2 min.1900 1882.5 1.252 8.23

 公称容量値と測定容量値を棒グラフにしてみました。

LADDA 公称容量と実測容量値

 おおよそ 100mAh ぐらい公称容量値より低い値となっています。

 公称容量値と実測容量値の誤差を棒グラフにしてみました。

LADDA 公称容量と実測容量値の誤差

 おおよそ 5% ぐらい低い値となっています。

 1円当たりの容量値を棒グラフにしてみました。

LADDA 1円当たりの容量値

 1円当たり 10mAh を超えていて非常にコストパフォーマンスが良い結果となっています。元々の値段が安いのである程度容量が低くてもお得となります。

出力電流と出力電圧について

 出力電流を 0A~5A まで 100mA 毎に変化させて、出力電流と電池両端の電圧を DMM で測定してグラフにしてみました。

出力電流と出力電圧の測定結果

 こちらも比較のために FDK の測定結果も表示しています。

LADDA 出力電流と出力電圧

 電圧が結構下がっていますが 5A まで出力出来ています。
 0A 時の出力電圧と 5A 時の出力電圧の差分をそれぞれで求めて棒グラフにすると以下のような結果となりました。

LADDA 0Aと5A時の出力電圧の差分

 若干電圧差が大きめでしょうか。大電流を引き出すのはあまり得意ではないかなと思いました。

内部抵抗値について

 内部抵抗値を測定してみましたので以下に条件や結果などを記載します。

内部抵抗値測定条件

 こちらも以前測定した FDK と eneloop の内部抵抗値測定と同じ条件となります。

内部抵抗値測定結果

 こちらも比較のために FDK の測定結果を記載しています。

電池名 抵抗値(mΩ)
LADDA #1 58.86
LADDA #1 57.1
FDK スタンダードタイプ #1 42.91
FDK スタンダードタイプ #2 41.43

 それぞれの値を棒グラフにしてみました。

LADDA 内部抵抗値

 ちょっと大きめの値が測定出来ています。この結果からも大電流を引き出すのはあまり得意ではないのかなと思いました。

雑感

 測定容量値が公称容量値よりも若干少ないですが、価格が安いため非常にコストパフォーマンスには優れていると思います。
 FDK スタンダードタイプとは若干特性が異なると思われますが、充電回数などが異なるため若干異なる物となっているでしょうか。
 大電流を引き出す用途では若干不利かもしれませんが、普通に使う用途としては価格も安いため良い電池ではないかと思います。

eneloop 3 種類と FDK 2 種類のニッケル水素電池の特性を測定

概要

 eneloop には eneloop lite, eneloop, enloop pro の 3 種類があります。

 さらに三洋電機からの事業継承で実際に電池を作成していると聞いている FDK のニッケル水素電池として高容量タイプとスタンダードタイプの 2 種類があります。 FDK の充電池は Amazon では高いし転売っぽいのしか売っていないので、ヨドバシカメラの通販で買った方が良いです。
FDK エフディーケー充電池 単3形 高容量 2450mAh 500回 4本 HR-3UTHC(4B)
FDK エフディーケー充電池 単3形 スタンダード 1900mAh 4本 HR-3UTC(4B)
 似たような物としてこれら 5 種類のニッケル水素電池がありますが、どのように特性が違うのか?が気になったので手持ちの測定器で測定してみました。

測定した電池の製造年月などについて

 全て単3型で2026年4月末頃にヨドバシカメラで購入しました。

電池名 製造年月 購入金額(円) 公称容量値(mAh) くり返し使用回数
eneloop lite 2026-01 1090 min.1050 約1200回
eneloop 2026-04 1470 min.2000 約600回
eneloop pro 2026-03 1540 min.2500 約150回
FDK スタンダードタイプ 2025-11 915 min.1900 約600回
FDK 高容量タイプ 2026-03 988 min.2450 約150回

 eneloop lite と FDK スタンダードタイプがちょっと古いです。
 くり返し使用回数は各々のページに記載されている JIS C8708 2019 の試験条件に基づく電池寿命の目安を記載しています。FDK 高容量タイプはページに記載が無いのですが、総合カタログPDFに記載があります。

測定条件など

 以下に測定条件や測定結果などを記載します。

測定環境について

 以下の測定器を使用しています。

 電流・電圧の測定にデジタルマルチメータ(DMM)を2台使用しています。
 充電には Panasonic の BQ-CCA3 を使用しています。同時に充電する数は4本以下にして急速充電されるようにしています。

放電特性について

 電子負荷にそれぞれの電池に対応した電流を設定し、指定した電圧まで低下するまでの時間と電圧を測定しました。
 購入してすぐに一度測定を行い、その後に BQ-CCA3 で充電を行って 3 時間程度置いた後に測定を行っています。

放電特性測定時の条件

 JIS C8708 2019 に容量測定時の条件が記載されており、そちらに合わせて設定を行っています。
 測定を終了する終止電圧は 1.0V とし、電池から引き出す電流値は公称容量(It) から 0.2 It A の値を設定して測定を行っています。

電池名 電流値(mA)
eneloop lite 210
eneloop 400
eneloop pro 500
FDK スタンダードタイプ 380
FDK 高容量タイプ 490

 上記電流値で終止電圧になるまでの時間が 5 時間(18,000秒)以上であれば公称容量以上の容量であることとなります。

放電特性測定結果

 ざっと見て全ての特性を比較するには全ての電池の特性をまとめてグラフにした方が良いかと思えましたので、全ての電池の特性を1つのグラフにしています。

放電特性測定結果

 容量にかかわらず、ほとんど同じような測定結果になっているかと思います。

容量について

 上記放電特性の測定結果から計算により求めた容量値を下記に記載します。
 公式ページに記載されている公称容量値、測定容量、測定開始から終了までの平均電圧、1円あたりの容量値も記載しておきます。

電池名 公称容量(mAh) 測定容量(mAh) 平均電圧(V) 1円あたりの容量値(mAh)
eneloop lite #1 min.1050 1011.4 1.258 3.72
eneloop lite #2 min.1050 994.4 1.251 3.65
eneloop #1 min.2000 1951.0 1.252 5.31
eneloop #2 min.2000 1954.8 1.246 5.32
eneloop pro #1 min.2500 2424.3 1.257 6.30
eneloop pro #2 min.2500 2487.0 1.257 6.46
FDK スタンダードタイプ #1 min.1900 1897.0 1.254 8.30
FDK スタンダードタイプ #2 min.1900 1882.5 1.252 8.23
FDK 高容量タイプ #1 min.2450 2408.2 1.260 9.75
FDK 高容量タイプ #2 min.2450 2463.2 1.259 9.98

 公称容量値と測定容量値を棒グラフにしてみました。

公称容量値と測定容量値

 eneloop pro と FDK 高容量タイプでは微妙に eneloop pro の方が容量が大きく、eneloop と FDK スタンダードタイプでは同じように微妙に eneloop の方が容量が大きいです。微妙な公称容量の差が測定出来ているでしょうか。

 ほとんどの電池が公称容量値を微妙に下回っていました。これは測定環境の違いなどがあるのかもしれませんが、ちょっと意外でした。
 公称容量値と実測容量値の誤差を棒グラフにしてみました。

公称容量と実測容量値の誤差

 eneloop lite が 5% ぐらい少なく見えていますが、10% 以内であれば許容範囲でしょうか。増えている分には構わないのですが。

 1円当たりの容量値を棒グラフにしてみました。

1円あたりの容量値

 FDK 高容量タイプが一番高いですが、繰り返し使用回数は少なめなのでそこをどう捉えるかとなるでしょうか。

出力電流と出力電圧について

 出力電流を 0A~5A まで 100mA 毎に変化させて、出力電流と電池両端の電圧を DMM で測定してグラフにしてみました。

出力電流と出力電圧の測定結果

 これに関しては下記にまとめて、全ての電池で 5A までは出力出来ていますので違いは無いかなと思っています。

出力電流と出力電圧

 電流は全て 5A まで出力出来ています。
 電圧は電池により 5A 出力時に下がっています。0A 時の出力電圧と 5A 時の出力電圧の差分をそれぞれで求めて棒グラフにすると以下のような結果となりました。

0A 出力時電圧と 5A 出力時電圧の差分

 容量が大きい物が電位差は小さい傾向のように見えます。高容量タイプは大電流を流せるように製造されているのかなと思いました。

内部抵抗値について

 電池自体に抵抗値があり、それが大電流を出力する際などに影響があります。
 こちらが測定出来そうでしたので測定してみました。

内部抵抗値測定条件

 JIS C8708 2019 に内部抵抗値の測定について記載されており、直流電流のみで測定を行う条件も記載されていますが、手持ちの機材では条件を満たす事が出来ないため、全ての電池で以下の条件で測定を行いました。

  1. BQ-CCA3 で充電完了後すぐに測定
  2. 500mA を引き出す
  3. 10 秒間待つ
  4. DMM で電池の両端の電圧(=V1)を測定
  5. 5A を引き出すように設定
  6. 3 秒間待つ
  7. DMM で電池の両端の電圧(=V2)を測定
  8. (V1-V2)/(5.0-0.5) = 内部抵抗値を計算
内部抵抗値測定結果
電池名 抵抗値(mΩ)
eneloop lite #1 48.27
eneloop lite #2 57.51
eneloop #1 41.71
eneloop #2 45.84
eneloop pro #1 43.00
eneloop pro #2 38.30
FDK スタンダードタイプ #1 42.91
FDK スタンダードタイプ #2 41.43
FDK 高容量タイプ #1 38.19
FDK 高容量タイプ #2 41.13

 それぞれの値を棒グラフにしてみました。

内部抵抗値

 高容量の物が大電流を引き出せるように電池の内部抵抗値が小さいように見えます。が、もっと数を測定してみたり、大容量の物は電流値を大きくして小容量の物は電流値を減らすなどの調整が必要だったかもしれません。

雑感

 容量が微妙に公称値を満たしていなかったのがちょっと意外でした。少し多めに製造されているのかな、と思っていたのですが。
 くり返し使用回数も測定出来ればと考えていたのですが、充放電時の電流を大きくしても非常に時間が掛かるのと、測定器類を占有してしまうので測定を実施出来ていません。eneloop lite の小電流時の放電特性なども気になるのですが、電流値を 1mA にすると1000時間掛かるのでちょっと時間が掛かるため測定が出来ていません。何とか測定出来ればとは思っていますが。

 くり返し使用回数を考えると、普通の用途では eneloop や FDK スタンダードタイプを買って使うのが良いでしょうか。また、eneloop と FDK 製でそんなに大きく容量に違いがあるわけでも無いので、FDK 製の電池が値段も安いから良いかなと思いました。