Oscilloscopes | Osciumが届いたので簡単にテスト
iPhone,iPad,iPod Touchなどでオシロスコープ+ロジックアナライザとして使えるiMSO-104が気になってしまってしょうがなかったので、思い切って注文。クレジットカードやpaypalで支払いができて、発送も普通に行なってくれるので問題なく購入可能でした。
5月18日に注文後に即発送してくれて、5月23日に受け取り完了。本体が$297.99に送料が$37.93だったので合計$335.92でした。おおよそ3万円ぐらいかな?
スペックなどについて
ページに書かれているスペックは以下のような感じ。
Analog | 1channel, 8bit |
Digital | 4channel |
Analog BandWidth | 5MHz |
Max Sample Rate | 12MS/s |
Sample Depth | 240pts |
Max Input Voltage(analog) | -8V to +13V(x1) -40V to +40V(x10) |
Max Input Voltage(digital) | -0.5V to 7V |
Horizontal Sensitivity | 2us/div to 1s/div |
Vertical Sensitivity | 50mV/div to 2V/div(x1) 500mV/div to 20V/div(x10) |
アナログの周波数帯域が5MHzしかないし、サンプリングレートも12MS/sなのでかなり遅い信号しか見られないけれども、用途によっては十分に使えるかなと。
スペックを見ると分かるように、見ることが出来る周波数の上限はHorizontal Sensitivityが決めているような感じ。頑張って1MHzの信号が見られるかな、という程度。
手持ちに1GHz,2GS/sのデジタルオシロがありますが、大きくて重く動かすのも大変なので簡単に使えるオシロがあると良いかなと考えていて、ノートパソコンなどに繋げて使う物もありますが、iPhoneで見られればより手軽に使えるかなと。
ファンクションジェネレータの信号をanalogで実測
手持ちのファンクションジェネレータの信号をプローブして実測した画面を以下にずらずらと貼ってみます。すべてx1の設定で測定をしています。
正弦波1kHz,5Vppの場合。余裕ですね。
正弦波1MHz,5Vppの場合。この辺でかろうじて正弦波かな、と分かる程度になってしまいます。これ以上画面の拡大は出来ません。P-Pも若干下がってしまっています。
正弦波3MHz,5Vppの場合。これはもう何がなんだか分かりませんね。ちょっとこれは無理。
続いて矩形波1kHz,5Vppの場合。これまた余裕。オーバーシュートやアンダーシュートが出ていますが、これは調整を行っていないからでしょう。
矩形波100kHz,5Vppの場合。やはり余裕がありますね。
矩形波1MHz,5Vppの場合。正弦波の時と比べるとあんまり変わりが無いように見えてしまっています。これはなんとか使えるが厳しいかな。
矩形波3MHz,5Vppの場合。正弦波の時と同様、何が何だか分からないです。
オシロスコープとしてどのような波形なのか、を見ることが出来るのは1MHz程度の信号までで、遅めのバス信号やシリアル通信で動くICの信号などは見ることが出来るでしょうか。
次は4chのロジックアナライザはどんなものかを見る予定です。