テスターとPCを繋ぐためのU1173Aを買ったのでAgilent GUI Data Loggerを使ってみた

 先日買って使っているアジレントのU1253BというテスターをPCと繋ぐためのケーブルU1173ARSコンポーネンツから購入。3,000円と結構安い値段でした。パッケージは小さいダンボールにビニール袋の中に入っていて、入っているのはケーブルと簡単な説明書のみ。ドライバ類はこちらから落としてアプリをインストールして、ケーブルを挿すとPnPでドライバが入ります。
 データのやり取りに使われているケーブルはオプトで送受信を行っているため、電気的には絶縁されていますので問題になることは無いでしょう。WindowsからはCOMポートとして見えます。


 で、ケーブルを挿さないでconnectボタンを押すと

こういう画面が出てきて怒られます。ケーブルを挿してからUpdate portやConnectボタンを押しましょう。


 ケーブルを挿してテスターの電源を入れてUpdate Portボタンを押すとテスター側の設定に合わせてくれます。その後にConnectを押すとテスターを認識します。
 その後に画面上部にあるData Loggingボタンを押して、再生ボタンを押すとデータが記録されていきます。記録間隔は1秒単位が最低のようです。
 操作をしていると画面左下の接続状況を示す箇所が繋がっているのにMeter Disconnectedになることがあります。こうなると接続時に画面左上に表示されるテスターのシリアルナンバーが表示されなくなるので画面のスクリーンショットを取るときには都合が良いですがバグでしょう。


 DC電圧測定時にvirtual meterタブはこんな感じで表示されます。

primaryとsecondaryの設定をしてもいまいちうまく表示されないので、とりあえず電圧表示のみを。


 1Vpp/10mHzの正弦波をファンクションジェネレータから出力してdataを取りつづけた時のgraphsとdata logging tablesタブはこんな感じです。


 data logging tablesに出力されている内容はcsvファイルとして出力出来ます。excelなどに持って行って使えます。また、データを見るとテスターに表示される桁より多いので、この値をPCで取り込んで使えるとこれはこれで良さそうです。


 テスターのfirmwareが古いのか理由は分かりませんが、表示内容としてprimary/secondaryを設定してもデータが取れていないように見えたり良く使い方が分かっていませんが、データをひたすら取り続けるという用途には使えそうかなーと。


 PCからはCOMポートに見えて、そこに文字列を送って何かが返ってきて動作をしているわけで、それらのデータを取得していけば自分で制御可能になりそうなので、ちょっと調べてみる予定です。GUIを見る限りトリガの設定が出来たりするので、他の測定機器と組み合わせて自動測定を行うこともできそうです。
 WindowsC#およびcygwinrubyを使って制御とデータの取得などが出来ればなーと考えています。