オレコマンダーの回路図など
オレコマンダーを分解して回路図を書いてみたので適当に。
原理自体はFETでモーターをon/offして、振り子みたいなモノが付いたモーターが入っていて、それを回すことによって振動させています。
指に取り付ける部分を分解すると基板が入ってます。部品取り外す前の写真撮るの忘れていて、元に戻して写真撮るのめんどくさいので無しで。
スイッチ類を外した基板はこんな感じです。
あんまり綺麗じゃないですが気にしたら負けです。
SW1が指を曲げてon/offのためのスイッチ。SLSW1が電源on/offと常に振動しているかを切り替えるためのスイッチ。SLSW2が連射速度を切り替えるためのスイッチとなります。
んで、これの回路図を書くと
こんな感じになります。
SLSW1,SLSW2のピン番号は基板のシルクに合わせてあります。一部モノが分からないのでたぶんこれだろう、で書いています。
JP1-1は電池から電源が供給されます。JP2-1はモーターに接続されます。
SLSW1,2は二つのスイッチが連動して動きます。
SLSW1は1-2/5-6がonだと電源off,1-3/5-7がonだとSW1(指を曲げるとonになる)が有効になりSW1がonになるとQ1がonになって電流が流れてモーターが廻ります。1-4/5-8がonだと常にQ1がonになり電流が流れてモーターが廻って振動します。
FETじゃなくてスイッチでon/offすれば良さそうにも見えますが、スイッチに電流を流すと寿命が非常に短くなってしまうため、大抵はこういう回路になってます。モーターのところに入っているダイオードもモーターからの逆電流がどうこうだったはず。
SLSW2は1-2がonだと120Ω2つが並列に見えて60Ωが電源とモーターの間に見えて回転が遅くなります。1-3がonだと100Ω3つが並列に見えて33Ωが電源とモーターの間に見えて回転がちょっと遅くなります。1-4がonだと抵抗は何も見えないのでモーターにそのまま電源が見えて全速力で廻ります。
抵抗が並列に入っているのは流れる電流が大きいので、抵抗が燃えないようにするためでしょう。たぶん。
すごくおおざっぱに書くとこんな感じです。
回転数を遅くする場合は
- R1の抵抗値を増やして根元から電流を絞る
- R7/R8の抵抗値を増やして流す電流を絞る
- 電池の数を減らして電圧を下げてしまう(あまり下げるとFETがonしなくなる)
の方法で回転数を遅くすることが出来るはずです。あ、抵抗は結構な電流が流れますので消費電力が大きい抵抗を使ってください。
が。とあるゲームで必要なのは4発/secというかなり遅い速度のため、モーターに流す電流を絞って回転数を落とすと振動が小さくなってしまって思うようにボタンが押せない可能性が高いです。
それでも試してみたいかたは頑張ってみてください。