すごく安く買えるホットエアーステーションを使ってみたよ
ebayなどでhot air stationなどで検索すると、どこかで見たことあるようなSMD等の半田付けに使う機材が売られています。メーカー名が違うので、いわゆるコピー品だと思われます。すごい種類売っていて安いです。
どんなものなんだろうか、と思っていた物の買うことは無かったのですが、たまたま買ってしまった方がいて、使ってみることが出来たのでちょっとだけ書いておきます。
とりあえず今回はなぜかamazonでも売っているWEP 858Dという機種を使ってみました。
WEP 858D ミニステーション はんだごて SMD、SOIC、CHIP、QFP、PLCC、BGA
- 出版社/メーカー: WEP
- メディア: その他
- この商品を含むブログ (1件) を見る
製品自体の評判はamazon.comの評価を読むのが良いのではないでしょうか。
http://www.amazon.com/WEP-858D-Soldering-Station-Suitable/product-reviews/B0055B6NGE
まー、買ってすぐに壊れたなどと書かれてます。その他検索するといろいろと出てきます。今回は開けて中を見てませんが、見るといろいろとツッコミ出来そうな中身のように思えます。
今回は64pinのQFPや24pinぐらいのTSOPなどを外してみましたが、まんべんなく熱を加えるようにすると問題無く外すことが出来ました。ノズルが無いので大きな物を外す時にはコツが必要かもしれません。
普段温度測定に使っている[HAKKO] | こて先温度計・テスター | HAKKO FG-100に温度プローブホットエアー用を使って温度を測定したところ、設定温度300℃の状態で吹き出し口から5mmぐらいのところの温度が270℃ぐらいでした。どこを測って表示しているのか分かりませんが、結構な誤差があるようです。電源on時の液晶表示の温度の上がり方と、吹き出し口の実測値を見ると全然相関性が無いように思えましたが気のせいかもしれません。
結構誤差があるようなので、天ぷら油の温度を測定する物が300℃まで測定出来るので、吹き出し口の温度を測定しながら使った方が良いかもしれません。300℃以上は…温度変化させてみて勘で…。
誤差を補正するためにCALという箇所で調整すると思うのですが、マニュアルを見ても何も書いていないためよく分からず、分解すると分かるかなと思いつつも買ったばかりだしということで特に分解などはしていません。
同じような製品をATTEN,YiHuaなどのメーカーも作っていますが微妙に中身が違うようです。上記メーカーも検索するといろいろと出てきます。youtubeに動画でレビューなども上がっています。いわゆるコピー品なので、オススメ出来ないですが、とりあえず割り切って使うのであれば良い…やっぱ良くないですかね…。
Handy S98 Player組み立て時に必要な部品について
家電のケンちゃんで売られているhttp://www.kadenken.com/shopdetail/000000000266/を組み立てる際に必要なリストがStrategy Throughにあります。結構な数になるので購入の際のlinkをまとめておきます。
部品 | No. | 品名 | メーカ | 個数 | 入手先 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
IC | U1 | TA48M033F | 東芝 | 1 | 秋月電子通商 | 3.3V 500mA レギュレータ |
LCD | LCD | AE-AQM0802 | 秋月電子通商 | 1 | 秋月電子通商 | I2C接続小型LCDモジュールピッチ変換キット |
LED | LED | LED | - | 1 | 秋月電子通商 | link先は赤色LED |
発振器 | X1 | CSTLS16M0X55-B0 | 村田製作所 | 1 | 秋月電子通商 | セラミック発振子16MHz |
発振器 | X2 | SG-8002DC 8MHz | エプソントヨコム | 1 | 3.3V版/秋月電子通商 5V版/秋月電子通商 |
クリスタルオシレータ8MHz, 回路図及び現物が無いため3.3Vか5Vか不明 |
スイッチ | SW1,SW2 | SKRGAQD010 | アルプス電気 | 2 | 千石電商 | タクトスイッチ |
ボリューム | SW/VR | RK0971221-F15-C0-A103 | アルプス電気 | 1 | 秋月電子通商 | 10kΩAカーブ2連, SW付き |
コネクタ | CN1 | AE-USB-MICRO-B-D | 秋月電子通商 | 1 | 秋月電子通商 | ブレッドボード用マイクロBメスUSBコネクタDIP化キット |
コネクタ | CN2 | AE-MICRO-SD-DIP | 秋月電子通商 | 1 | 秋月電子通商 | マイクロSDカードスロットDIP化キット |
コンデンサ | C2,C3,C5,C6,C7,C8,C9,C11,C16 | 0.1uF/50V積層セラミックコンデンサ | - | 9 | 秋月電子通商 | - |
コンデンサ | C1,C13,C14 | 47uF/35V電解コンデンサ | - | 3 | 秋月電子通商 | - |
コンデンサ | C4,C17,C18 | 220uF/25V電解コンデンサ | - | 3 | 秋月電子通商 | - |
コンデンサ | C12 | 10uF/50V電解コンデンサ | - | 1 | 秋月電子通商 | - |
コンデンサ | C15 | 4.7F/50V電解コンデンサ | - | 1 | 秋月電子通商 | - |
抵抗 | R1 | 470Ω 1/6W 抵抗 | - | 1 | 秋月電子通商 | - |
抵抗 | R2,R3,R9,R11 | 10kΩ 1/6W 抵抗 | - | 4 | 秋月電子通商 | - |
抵抗 | R4,R5,R6,R7 | 1kΩ 1/6W 抵抗 | - | 4 | 秋月電子通商 | - |
抵抗 | R10,R12 | 18kΩ 1/6W 抵抗 | - | 1 | 秋月電子通商 | - |
コイル | L1 | マイクロインダクター100uH | - | 1 | 秋月電子通商 | - |
その他 | - | ピンソケット5p | - | 2 | 秋月電子通商 | - |
その他 | - | ピンソケット3p | - | 2 | - | 上記ピンソケット5pと同じ物を3pinになるように切れば良いはず |
その他 | - | 丸ピンICソケット(8p) | - | 3 | 秋月電子通商 | - |
その他 | - | 丸ピンICソケット(28p)300mil | - | 1 | 秋月電子通商 | - |
その他 | - | 丸ピンICソケット(28p)600mil | - | 1 | 秋月電子通商 | - |
用途によっては必要となる部品
部品 | No. | 品名 | メーカ | 個数 | 入手先 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
水晶発振器 | X3 | EXO-3 15.974MHz | 京セラ | 1 | 見つからず | - |
コンデンサ | C10 | 0.1uF/50V積層セラミックコンデンサ | - | 1 | 上記した物と同じ | - |
抵抗 | R8 | 10kΩ 1/6W 抵抗 | - | 1 | 上記した物と同じ | - |
結構大変なのでとにかく鳴らしたい、という人はhttp://www.kadenken.com/shopdetail/000000000267/を買うのが良いのかもしれません。
iMSO-204x | Osciumが届いたよ
以前書いたiMSO-104というiOSでオシロやロジアナとして使えるアダプタの新製品としてiMSO-204が出たので買ってみました。11/14に注文して15日に発送されて18日に受け取り。本体が$399.97で送料が$36.17で総額$436.14でした。すぐに発送してくれて届くのも早くてすばらしい。
スペックなどは
Analog | 2channel, 8bit |
Digital | 4channel |
Analog BandWidth | 5MHz |
Max Sample Rate | 50MS/s |
Sample Depth | 1000pts |
Max Input Voltage(analog) | -8V to +13V(x1) -40V to +40V(x10) |
Max Input Voltage(digital) | -0.5V to 7V |
Horizontal Sensitivity | 200ns/div to 10s/div |
Vertical Sensitivity | 50mV/div to 2V/div(x1) 500mV/div to 20V/div(x10) |
となり、analogが2chになりサンプルレートが50MS/sへ、サンプル数も1000点になっています。アナログの帯域は変わっていませんが、サンプルレートが上がったのが結構大きいはずです。
早速オシロとしてファンクションジェネレータ(Agilentの33220A)が出力する正弦波などを見てみました。5Vppで周波数を変えています。iPadの画面を取り込んでいますが、そのままだと非常に大きいのでVGAサイズに変えています。
まずは正弦波の1kHzを
全く問題なさそうです。
次に100kHzを見てみると
若干Vppが大きく見えてしまっていますが問題無さそうです。
さらにそろそろ限界かなと思える1MHzを見ると
とりあえずは問題無さそうです。200nsまでスケールを上げられるようになったので見やすいです。
さらに2MHzにしてみると
Vppも下がってきて、かなり変な波形に見えてくるようになってきます。1MHzまでであれば問題無く見られて、かなり見やすくなったかなと。
周波数が上がるとtriggerの掛かった位置が前後にずれるようになります。これはサンプルレートと縦軸の関係が云々、なのでしょうがないのかなと思われます。気になる人は気になるかもしれません。
次に矩形波を見てみます。1kHzは
全く問題無いです。
次に100kHzを見てみると
若干立ち上がり・立ち下がりが寝てしまっていますが問題無いでしょうか。
さらに上げて1MHzを見ると
さらに立ち上がり・立ち下がり共に寝てしまっています。
さらに2MHzにしてみると
ちょっと厳しいというか何というか。
矩形波の場合、正弦波と比べて広帯域な周波数成分を含むため、正弦波に比べるとより高い帯域が必要になるのでしょうがないかなと。
試しに今作っているCSync Cleanerという基板でCSyncをH,VSyncに変換した信号を見てみると
こんな風に見えます。ロジアナでも見られますがあえてアナログオシロで。
ざっくりとどんな波形なのか、を見る際には役に立つんじゃないかと思います。というか、iMSO-104を結構使っているのでiMSO-204も買ってみました。ちょっと高いですがiPadやiPhoneで波形の確認などが行えるので今後も使う機会多いでしょうから。
フレームマイスター FRAMEMEISTER XRGB-miniでF3を映す
フレームマイスターではF3が映らなかったのですが、twitterを見ていたところokazさんが JROK Sync Cleaner を Csyncに入れると画面の上部が歪むが映るよ、とおっしゃっていたのでいろいろと話を聞いてみたところ、予備の物を貸して貰えることになったので試してみました。
試してみたところ下記画像のように画面上部が右に若干ながれてしまっていました。
回路の定数などを見て同じ回路を作ってみたところ、同じように画面の上部が流れてしまっていました。こういうものなのかと思いながら各部の信号を見ていたところ、どうも電源周りの配線が良くないのではないかと思い、電源とGNDに気をつけて再度作り直したところ問題無く映るようになりました。
追記1
基板を作成して複数のEL1883を使用して動作確認を行ったところ、同様に画面の上部が流れる症状が再現しました。調べてみたところ、画面が流れる基板に載っているEL1883を、画面が流れない基板に載せ替えても同様の画面となりました。複数のEL1883で同じテストを行ったところ、画面が歪む症状はEL1883に付いてきました。そのため個体差により画面上部の歪みが発生していると思われます。11個動作確認を行いましたが、3個で画面上部の歪みが発生しました。そのため、画面上部の歪みが発生した場合は別のEL1883に交換すると改善される可能性がありますが、100%では無いと思われます。
追記2.
さらにいろいろと試してみて調整を行うことが出来ましたので書いておきます。どのEL1883でも画面上部の歪み無しで表示出来るようになります。
原因は二つありました。
一つ目はEL1883のCOMPOSITE VIDEO IN (pin2)に入力している電圧が大きすぎました。下記回路図では基板からのCSyncの電圧が5Vppの場合、5.0/(562+1e+3)*1e+3=3.2Vppの電圧が見えます。
EL1883のデータシートを見るとInput Dynamic Rangeとして0.5~2Vppとなっています。3.2Vはでかすぎです。1kΩの抵抗を小さくしてこの範囲に収まるようにします。
二つ目はRSET(pin6)に681kΩで誤差1%の抵抗を繋ぐようになっていますが、これを調整出来るようにすると画面の歪みが無くなります。
RSETの意味を知るためにデータシートを見ると、HSyncの周波数やIC内部で使用しているクロックなど諸々に影響があり、入力信号の周波数が高い場合はRSETの抵抗値を小さくしてね、などと書かれています。こちらの抵抗を抵抗+ポテンショメーターで調整出来るようにし、600kΩ~700kΩの間で調整出来るようにして抵抗値を減らす方向に調整したところ、画面上部の歪みも無く綺麗に映るようになりました。
一つ目が影響として大きい(元のままだとRSETの抵抗値を相当下げないと画面上部の歪みが直らない)のですが、上記二つを修正することにより画面上部の歪みも無く、さらに調整が可能になります。
画面の幅が違いますが、これはフレームマイスターの設定を変えてしまったからです。
回路図は下記の回路となります。
Sync Separator としてVideo Sync Separators | Renesas Electronicsを使用しています。EL1883で出力されるH,Vsyncを74F86で合成し、反転して出力しています。最後の反転はフレームマイスター側で良きに計らってくれますので必要ないかもしれません。
JROK sync cleaner とは入力部のフィルタの定数などを変えてあり、EL1883のデータシートに Chroma Filter として記載してある 620Ω, 510pF のフィルタ(遮断周波数は約503kHz)を作成したかったのですが、同じ抵抗などが無かったため手持ちにあった 562Ω, 560pF のフィルタ(遮断周波数は約505kHz)にしています。また、入力部に終端抵抗として適当な抵抗を入れないと電圧が大きすぎて画面が乱れるため1kΩを入れています。
EL1883は表面実装部品しか無いため、秋月電子通商で売られているSMDプロトタイピングガラスユニバーサル基板(0.3mm厚)Cタイプ(72x47mm): パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販を使い、うまく足を載せるとピンがショートせずに実装出来るためこちらを使用しています。EL1883と74F86はdigikeyなどで購入出来ます。
実際に実装する場合はGNDおよび+5Vは出来るだけ短く太く配線を行い、GNDはループ状の配線にならないように注意をしてください。
今回試しに実装を行った回路は
このような配線を行っています。茶色がCsync inで黄色がCsync outとなり、赤が+5Vで黒がGNDとなります。
なかなか配線が大変のように見えますが、慣れると案外作れますので挑戦してみるのも良いかと思います。需要があれば基板を作ってしまっても良いのかもしれませんが、JROK sync cleanerは海外通販で買えるので、それを買うのが良いのかもしれません。画面の上部が歪んでしまうのですが、ゲームを遊ぶ分にはとりあえず大丈夫かなと。
okazさん、長期間基板を貸していただきありがとうございました。
F3が映るように調整可能なCSync Cleaner基板ですが、後ほど販売予定です。しばらくお待ちください。
こちらで販売を開始しました。
同様の機能を持ち、ボタンの再割り当てなどの機能を追加した基板の販売をこちらで開始しました。
バトルトライストの修理まとめ
TimeKeeper RAMが切れたバトルトライストを動かすための手直しなどについて記事がバラバラなので、簡単にまとめておきます。
TimeKeeper RAMの代わりに使ったMRAMについて
TimeKeeper RAMの代わりにMRAMに入れ替える際はこちらを参照してください。
現在置き換えには
品名 | 型番 | 詳細など |
FRAM | FM16W08 | Cypress Semiconductor has acquired Ramtron International Corporation |
連結ソケット(両端オスピン)28pin | 2227P-28G-06 | 連結ソケット(両端オスピン)28P: パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販 |
SOP28pin(1.27mm)DIP変換基板 | AE-SOP28-DIP-A | SOP28ピン(1.27mm)DIP変換基板 金フラッシュ: パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販 |
上記のような部品を使っています。
digikeyでは現在MRAMの取り扱いがありませんので、mouserなどで探してみてください。
TimeKeeper RAM (NVRAM)に書き込む内容について
TimeKeeper RAMに書き込む内容についてはこちらを参照してください。
OPやEDの動画
何となくどんなゲームかを見られると良いかな、ということでOPとEDとCPU戦をキャプチャしてニコニコ動画に投稿してみました。
EDが豪華で素敵。
スリルドライブ基板からレーシングジャム基板へのコンバート
スリルドライブ基板を入手して動かしていたのですが、レーシングジャムのROMなどを入手したので差し替えて動かしてみた際のメモを書いておきます。
ざっくり箇条書きっぽく。予想が入っていますので間違いがあるかと思われます。
- スリルドライブからレーシングジャムのROMに載せ替えて、TimeKeeper RAMを載せ替えると動作可能
- 基板の下基板2枚がグラフィックの描画を担当
- 上基板がマスターで下基板がスレーブで動作
- グラフィックを描画している基板はどちらも同じ基板で、マスターとスレーブはジャンパで設定可能
- レーシングジャムは上下基板ともに動作しているようで、上下に同じROMを刺さないと画面が化けます。
- 下基板の映像を上基板にコネクタを介して合成しているので、コネクタを抜くとどっちが何を描いてるか分かります。
- スリルドライブは上基板しか描画していない模様
- スリルドライブの下基板は何も描画していないせいか、刺さっているROMは何でも良いみたいで、私の基板にはレーシングジャム2のマスクロムが刺さってました。
- ネットワーク用の一番上にある小さい基板は
- レーシングジャム : GN676-PWB(H)A
- スリルドライブ : GN676-PWB(H)B
- スリルドライブはGN676-PWB(H)Bでしか起動しません。
- レーシングジャムはGN676-PWB(H)A, GN676-PWB(H)Bどちらの基板でも動作します。
- レーシングジャムはGN676-PWBが無くても起動しますが、デモの途中(タイトル表示)から先に進みません。
一番下の基板にレーシングジャム2のマスクロムが残っていたので、レーシングジャムから2にコンバートされて、スリルドライブに変更されたのかなーと思ってしまいました。
この頃のポリゴン扱う基板はごつくて良いっす。かっこいい。
壊れたグラディウスIVの修理とFRAM化
Device Check Failed で起動しない
久しぶりにグラディウスIVを立ち上げてみたところ、下記のような画面を表示して再起動を繰り返すようになっていました。
回路を簡単に追いかけてみたところ、14MというデバイスはCY7C199CNLというSRAMであり、SN74CBT3383PWRというFET Bus Switchを使ってCPUとDSPの両方からアクセスできるようになっていました。そこでSRAMとFET Bus Switchの両方の再半田を行ってみましたが、改善されませんでした。
2枚基板の下側のため信号を見るのが難しく、SRAMかFET Bus Switchのどちらかが壊れているのだろう、ということで両方を購入してSRAMを交換したところ改善されました。
良かった良かった。
該当箇所は下基板の写真の位置です。交換後の写真のため、1つのみ物が若干異なります。
今回のようなSRAMを取り外す場合、このような半田こてがあると数秒で取り外しが出来ますので、あると便利かもしれません。
HAKKOのちょっと古い936という半田こてステーションを使っているため上記950というのを使っていますが、同じHAKKOであればFX-888Dで使えるFX-8804のコテ先を変更すると同じように取り外しが可能になります。
上記のような半田こてが無い場合、ちょっと太めのスズメッキ線などを片側のピンすべてにあたるような長さに2本切って全ピンに半田付けを行い、半田こて2本を箸を持つように使って両方を同時に暖めると取り外すことが出来ます。
NVRAM(TimeKeeper RAM, M48T58Y)のFRAMへの置き換え
これもファイティング武術2ndと同じようにNVRAM(TimeKeeper RAM, M48T58Y)が使われており、これの電池が切れると毎回起動時に設定などが初期化されてしまいます。切れても起動しない、というようなことはありませんので、これはこれで良いんですが、設定が消えるのはめんどくさいのでFRAMへ置き換えてみたところ、問題無く動作するようになりました。
今回使用したFRAMと変換基板ともに以前使用した物と同じ物を使いました。
品名 | 型番 | 詳細など |
FRAM | FM16W08 | Cypress Semiconductor has acquired Ramtron International Corporation |
連結ソケット(両端オスピン)28pin | 2227P-28G-06 | 連結ソケット(両端オスピン)28P: パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販 |
SOP28pin(1.27mm)DIP変換基板 | AE-SOP28-DIP-A | SOP28ピン(1.27mm)DIP変換基板 金フラッシュ: パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販 |
FRAMはdigikeyでの取り扱いが無くなってしまったため、今回はMouser Electronics 日本 - 電子部品の販売会社で購入しました。変換基板などは前回と同じく秋月電子通商から購入しています。
NVRAMは上基板のコネクタ側にありますので、取り外して置き換えてあります。
1度起動することにより初期化などはすべて行ってくれますので、ロムライタなどで内容を書く必要はありません。
RTCが無いのでbook keepingの内容が1日分しか取れません。電池が切れていると全く記録出来ないので、それを考えるとまだ良いのかもしれませんが、この辺は好き好きでしょうか。