iMSO-204x | Osciumが届いたよ

 以前書いたiMSO-104というiOSオシロやロジアナとして使えるアダプタの新製品としてiMSO-204が出たので買ってみました。11/14に注文して15日に発送されて18日に受け取り。本体が$399.97で送料が$36.17で総額$436.14でした。すぐに発送してくれて届くのも早くてすばらしい。
 スペックなどは

Analog 2channel, 8bit
Digital 4channel
Analog BandWidth 5MHz
Max Sample Rate 50MS/s
Sample Depth 1000pts
Max Input Voltage(analog) -8V to +13V(x1)
-40V to +40V(x10)
Max Input Voltage(digital) -0.5V to 7V
Horizontal Sensitivity 200ns/div to 10s/div
Vertical Sensitivity 50mV/div to 2V/div(x1)
500mV/div to 20V/div(x10)

となり、analogが2chになりサンプルレートが50MS/sへ、サンプル数も1000点になっています。アナログの帯域は変わっていませんが、サンプルレートが上がったのが結構大きいはずです。


 早速オシロとしてファンクションジェネレータ(Agilentの33220A)が出力する正弦波などを見てみました。5Vppで周波数を変えています。iPadの画面を取り込んでいますが、そのままだと非常に大きいのでVGAサイズに変えています。
 まずは正弦波の1kHzを

全く問題なさそうです。
 次に100kHzを見てみると

若干Vppが大きく見えてしまっていますが問題無さそうです。
 さらにそろそろ限界かなと思える1MHzを見ると

とりあえずは問題無さそうです。200nsまでスケールを上げられるようになったので見やすいです。
 さらに2MHzにしてみると

Vppも下がってきて、かなり変な波形に見えてくるようになってきます。1MHzまでであれば問題無く見られて、かなり見やすくなったかなと。
 周波数が上がるとtriggerの掛かった位置が前後にずれるようになります。これはサンプルレートと縦軸の関係が云々、なのでしょうがないのかなと思われます。気になる人は気になるかもしれません。


 次に矩形波を見てみます。1kHzは

全く問題無いです。
 次に100kHzを見てみると

若干立ち上がり・立ち下がりが寝てしまっていますが問題無いでしょうか。
 さらに上げて1MHzを見ると

さらに立ち上がり・立ち下がり共に寝てしまっています。
 さらに2MHzにしてみると

ちょっと厳しいというか何というか。
 矩形波の場合、正弦波と比べて広帯域な周波数成分を含むため、正弦波に比べるとより高い帯域が必要になるのでしょうがないかなと。


 試しに今作っているCSync Cleanerという基板でCSyncをH,VSyncに変換した信号を見てみると

こんな風に見えます。ロジアナでも見られますがあえてアナログオシロで。


 ざっくりとどんな波形なのか、を見る際には役に立つんじゃないかと思います。というか、iMSO-104を結構使っているのでiMSO-204も買ってみました。ちょっと高いですがiPadiPhoneで波形の確認などが行えるので今後も使う機会多いでしょうから。