再販されたアクトレイザーCDの音質

 最近になって発売された古代祐三 BEST COLLECTION Vol.1に私が好きなアクトレイザーが入っていて、一から録音されて再販されたおかげか、かなり音質が違うのでどう違うかを見るためにFFTを掛けてみたので結果を以下に。


 それぞれのグラフは横軸をそれぞれリニア,対数表示に変えた場合。対数表示にすると上の方が見えないのでリニア表示も。
 ソフトはAudacityで、データとしてはそれぞれのCDのTrack4,フィルモアの先頭23秒を使用。23秒なのはAudacityが23秒ぐらいしか出来なかったので。


アクトレイザー/古代祐三 ALCA-105の結果



Yuzo Koshiro BEST COLLECTION vol.1 Disc1 VGCD-0081-1の結果


 古いCD(アクトレイザー/古代祐三 ALCA-105)と新しいCD(Yuzo Koshiro BEST COLLECTION vol.1 Disc1 VGCD-0081-1)の違いは大きくて、古いCDでは周波数の上の方は17kHzぐらいですっぱり切られていて、下の方も落ちてしまっているように見えます。
 新しいCDでは周波数の上の方も十分伸びているし、下の方もそう変な落ち込みには見えません。


 FFTを掛けた結果を見るに、スーパーファミコンの音源をそのまま録音する、という目的で録音や編集が行われたのかな?と。個人的には古いCDよりも音質は上がっているのではないかと思います。ただ、周波数の上の方などの聞こえなかった音が聞こえているので、ノイズが気になるようになったのかもしれません。
 あとは新しいCDで気になるのはコンプが掛けてあるっぽいので、小音量時の聞きやすさは上がっているけれども、嫌う人は嫌うかもしれないかなぁ、ぐらい。


 でもまぁ、音質やノイズがどうこう以前にアクトレイザー・ミスティーブルー・ストーリー オブ トアが聞けて値段も良心的なのでVol.2にも期待。