テキストエディタで編集して表面に付けたシルクを裏面に

 タイトルそのままです。kicadの変更をGUI+マウスではなく、エディタなどでファイルを直接行うと楽な場合があるので簡単な例を。
 Pcbnewで表面のシルクを付けて、裏面にも同じ内容で同じ位置に置きたい場合。マウスで再度入力するのもありですが、エディタを使って編集すると短時間で作業を行えます。


 まず、kicadを全て閉じてプロジェクトを保存しているディレクトリを丸々コピーします。念のために。
 次にプロジェクトを保存しているディレクトリを見て、プロジェクト名+.kicad_pcbというファイルを探して適当なエディタで開きます。
 すでに入力した表面のシルク文字を探してみます。そうすると(gr_text ...)という記述で内容と場所などが記載されています。

 裏面シルクにコピーしたい内容をすべてコピーし、F.SilkSをB.Silksに変更、さらに裏面の場合はミラー文字にしないと反転してしまうので(justify mirror)を追加します。
 vimだとcommand modeでshift+vで範囲選択して、:を押してs/F.SilkS/B.SilkS/で置換して、さらに同じように範囲選択して:を押してs/)))$/)) (justify mirror))/で置換出来ます。簡単。

 上記変換を行ってからPcbnewで開くと表面のシルクが裏面にコピーされていたら変更完了です。


 kicadはテキストファイルで保存されるので編集が簡単です。ある部品を等間隔で並べたい、という時にはperlrubypythonなどで編集するようなスクリプトを書くとラク出来るかもしれません。
 で。そういうのはkicadで出来るのでは無いか、と思って調べたらpythonでscriptを書くと色々と出来るようになっています。"kicad python scripting"とかでググるといろいろと出来ます。ので何か書こうかなと思ってます。