アーケードゲームによってはゲーム中に左右などを交互に連射することにより、いろいろと良い事があったりします。有名なところではワンダーボーイ モンスターランドやファイナルファイトでしょうか。
以前から販売しているNRS-1という連射基板と、同じく販売を開始したNCN-2という板コネを使うと簡単に左右交互連などを使うことが出来るようになります。
モンスターランドの場合
モンスターランドの場合、ゲーム中に特定のポイントを通るとゴールドが出現するのですが、その際に交互にレバーを入力していると多めにゴールドが出現します。人力でやるとかなり大変なのですが、こちらをNRS-1とNCN-2を使用すると簡単に実現出来ます。
必要な物
- NRS-1
- NCN-2
- 56ピンエッジコネクタ(CR7E-56DA-3.96Eなど)
- JST NHの10ピンハウジング, コンタクト(メーカーページ)
- 適当な電線
- JAMMAの5ボタンまで配線してあるハーネス
適当な電線+JST NH10ピンですが、NRS-1用として販売しているCPS1等接続用ケーブルを切って使うのが一番簡単かもしれません。
上記した物を使って以下のような配線を行います。
- NCN-2に56ピンエッジコネクタを半田付け(半田付け例)
- NCN-2の1P SHOT4, 1P SHOT5を電線で短絡します。
- NRS-1のOUTPUTコネクタの1P SHOT4を1P LEFTに、1P SHOT5を1P RIGHTに接続
こちらは実際に配線を行った写真を見た方が分かりやすいかもしれません。
上記配線を行って基板 -> NRS-1 -> NCN-1 -> JAMMAハーネスと接続します。その後に以下の設定をNRS-1に行います。
- SHOT4を30連
- SHOT5を30連裏(INVERT LED点灯状態)
この設定を行うとSHOT4かSHOT5を押すと左右を交互に連射することになります。
ゴールドが出てくる箇所を通るときに上記ボタンを押しながら通ると多めにゴールドが出てくるようになります。が、ちょっと癖があるため、入力方法などはちょっと考えないといけません。
- A = 1 = アタック
- B = 2 = ジャンプ
- D = 4 = 左右交互30連
などと設定すると良いかもしれません。
ファイナルファイトの場合
ファイナルファイトの場合、アイテムが出てくる樽などを壊す時に左右や上下にレバーを高速に入れていると、ダイヤモンドや金塊などの高得点アイテムが出現します(錬金と言ってました)。残機数は標準設定ではある数以上増えないため、点数にあんまり意味は無いのですが、左右からドラム缶が転がってくるところで錬金を行うと点数アイテムがたくさん出てくるためかなり気持ち良いです。上から落ちてくるシャンデリアや敵が樽などを壊す際も左右や上下にレバーを高速に入れていると錬金出来ます。
用意する物などはモンスターランドの場合と同じで、配線も同じで問題ありませんが、ファイナルファイトの場合は上下の連射の方が遊びやすいかと思います。NRS-1の設定内容も同じです。
ファイナルファイトの場合、
- A = 1(30連) = アタック30連射
- B = 2 = ジャンプ
- C = 1+2(30連) = 必殺技ボタン
- D = 4 = 上下交互30連
上記のような設定で遊んでいます。
ボタンの配置などは遊びやすいように変更してください。
これら以外にも左右や上下に連射が出来ると何かラクが出来たりするゲームがありますので、そのようなゲームにも使えるかと思います。